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リリィ・バーボン・シンフォニー ~ Lily Bourbon Symphony ~

同人メタル音楽サークル「リリィ・バーボン・シンフォニー」のブログです。 ここで活動報告などをしていけたらなと。

入院中のこと(G3)

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入院中のこと(G3)

サークル代表G3です。

当ブログはサークルの情報発信等を行うためのものですが、
今回は、ちょっとワケあって(そのワケについては後述します)
私が先日受けた鼻の手術(鼻茸の切除)、及び入院中のことをここに書かせていただきます。




はい。まず、何故このことをここに書くのかってことを最初に。

入院中、予想外なことが色々あったので、
ベッドに横たわりながら色々情報を漁りまして。

そのときに一番参考になったのが、個人ブログの方の入院時の様子の記事。

これを読んでいて「ああ、やっぱそうなんだ」「わかるわかる」という点はもちろん、
「あー、この方の場合はこうだったんだ」という相違点もあり。

おそらくこの鼻の手術については、
術後の様子がだいぶ違うのだなぁと思いました。

なので、こうして、一つでも体験談を読める場所が増えれば、
今後手術を受けて入院する方の参考になるのではないか…と。

ただこのためにブログを新たに立ち上げるのも手間だしなぁと。

そんなこんなで、こちらのブログに白羽の矢をぶっ刺してみたわけです。

このブログはサークルの活動記録のためのもの………だけれども、
(現在は)ボーカルも兼任しているG3の声にかかわる鼻の手術の話だし、
広い意味では、サークル活動記録だし、ね?
(過去にもこの鼻のことを書いているし)

無駄に前提長くなった!
鼻茸が気になって来た方にとってはサークル云々はどうでもよいかと思いますので、
このへんで切り上げて、本題へ入りましょう!

こっちはこの比でないくらい長いから、そのへんご理解いただいたうえで読み進めてくださいませ。

さらに、結構スプラッタだったりグロテスクだったり汚かったりという描写も多いので(特に初日夜)、
その点もご注意ください!

そういうの苦手な方やお食事中の方は避けた方がよいかもです。





【 0.手術・入院に至った経緯 】

詳細は別記事(リンク先真ん中らへん)にて。



【 1.手術当日・入院初日 】
(初日は色々あったので、5つに分けて書きます。クソ長いです)


(1)手術

私の場合は手術してからそのまま入院、みたいな感じだったので、
朝は自宅でのんびり支度し、昼ごはんを我慢しながら病院へ向かいました。

病院へ着いて入院の手続きを済ませると、手術室へ。
ぶっちゃけ手術に関しては、他の人たちと同じようなもんだと思うので簡潔に書きますと、
「麻酔(全身麻酔)を入れ始める→数十秒で意識がなくなる→気づいたら手術が終わってた」
という感じです。

一応、手術の内容について簡単にお話しますと、
内視鏡で、鼻の奥にできた何か(鼻茸。慢性副鼻腔炎の原因。)を切除する、というものです。

辛うじて覚えているのが、
「G3さん、手術は無事に終わりましたよ」という声と、
先生が「これが鼻にできていたものです」と見せてくれた、なんか赤いすごいもの。

この赤いものについて、入院中の診断時に先生から少し話を聞いたんですが、
大半が血の塊ではないか、ということらしいです。
(コイツの詳しい検査結果については、また後日の外来時に分かるそうです。)

そんなこんなで、手術については難なく無事に終わったようです。
出血もそんななかったみたいです。このときは。


(2)術後、病室へ

その後も記憶は曖昧なのですが、気づいたら病室に移動しておりました。
エヴァでいうところの、「見知らぬ、天井」というやつです。

手術の開始が15時過ぎで、病室にて意識を取り戻したのがおそらく17時くらいなので、
手術時間は1~2時間ってところだったのでしょうかね。

全身麻酔の後ということで、この日は食事も入浴もなし、
酸素ボンベと点滴をつけたまま安静。

そして当然、鼻の中はまだ切れたままで、
鼻の中に詰めたガーゼと綿球を通り過ぎた血が垂れてくることがあるので、
または口から出てくる(いわゆる後鼻漏)こともあるので、
とにかくそいつらは外に出してください、とのこと。

言われたとおりに、たまに鼻から流れ落ちてくる血をティッシュで拭きながら、ただただぼーっと過ごす。
そして、20時くらいだったかな、酸素ボンベを外して、
トイレ行ったり水飲んだりしてもええよという許可が。

手術も無事終わったので、通常通りのペースでいけば、
2日後にはガーゼとかを除去して、3日後には鼻の洗浄を始めて、
3~4日後には退院できるんじゃないか、という嬉しいお言葉も。

このころには大分意識も戻っていたので
やっと動けるぜと、もそりと起き上がりトイレへ行ったり下着をかえたり。

しかし、このあたりから異変が。

とにかく血が垂れてくる
トイレでは血痕をポタポタと作ってしまったのでそれを拭いたり
(拭いている最中にも血痕が増えるから面倒だった、看護師さん呼べばよかった)
着替え中にも同じように血が垂れてカバンに血がついたり。

まぁ初日はこんなもんかなーってことで
鼻につめる綿球を増やし、万全の態勢で消灯を迎え、就寝モードに切り替え。

後鼻漏が増えたけど、それはまぁ鼻のガードがちゃんとできてる証拠やなってことで、
あとは眠るだけ…

………


(3)血、襲来

………

なんか左頬をつたっていくものがあるな。
左鼻を手術した後だし、左目から涙が出てるんだろうな。
あるある。とにかく寝よう。疲れた。

………

いやこれは何か違うぞ!?
と思い、左頬を手でなぞり、その手を微かな明かりを頼りに見ると。

案の定、鼻血でした。

てことはまさか!?と枕を見ると。
見事なまでに血の池ができておりました。
他にも、寝衣もシーツもあちこちに血が

さすがにこれはヤバいんじゃないかということで、ナースコール。
看護師さんもベッドの上の惨状を見て「これはひどい」と感じ、当直待機している執刀医の先生に報告。
その間、後ろ頭をおしぼりで拭いてもらってました。やはり後頭部も血だらけだったか。

先生も「これは処置しないと」ということで、点滴を一旦外して診察台へ。

先生曰く、
 ①通常であれば、今のようにガーゼを詰めていけば収まる
 ②それでダメならさらに良きガーゼを使う。大体これで収まる
 ③それでもダメなら最終手段、バルーンを用いる
とのこと。
なんで②の処置をすることになりました。

「じゃあ最初からバルーンでいいじゃん」と思うところだけど、
曰く「ただバルーンはすごく痛いから、できればやりたくないんですよね」とのこと。

確かに痛いのはイヤだな…と、魂が弱った状態の私は、ただただ頷くだけでした。

そんな感じで別のガーゼを詰め詰めしてベッドへ戻る。


(4)バルーンを、君に

………

アカンな、ぜんぜん血が止まらん
寝ようとする時間よりも血を拭く(吐き出す)時間のが長く、とてもじゃないけど寝られない。

再度ナースコール。
見てもらうと、右鼻(手術してない方)からの出血もすごく増えてる(左から流れてきた)ので、
右鼻への綿球を増やして様子を見てみる。と…

もっとヤバいことになった!
まず、後鼻漏の量がとんでもないことになった。(もはや溺れている感覚)
さらに、左耳にも流れ込んだのか、左耳が聞こえない&痛い
それでいて、鼻からも結局、血が流れてきて…

あぁこりゃもうアカン!ということでナースコール。

この異常事態を受けて、そのまま診察台へ。再び先生もやってくる。

「想像以上の出血…こりゃバルーンじゃなきゃダメだね…痛いけど我慢してね」

執刀医の先生のことは信頼していたので、弱弱しい声だけれどもこう答える。
「やってくだされ…」

このバルーンってのはとどのつまり、尿道カテーテルっぽい。
それを鼻から詰めて、良い感じのところ(どこかはよく知りません)で膨らませて、
そのバルーン部分を直接患部にあてて圧迫止血をする、という感じのものらしいです。

なるほど、そりゃ確かに血も止まるわな。
なるほど、そりゃ確かに「凄く痛い」わな。

そして。処置が始まる。
左の鼻の穴から、カテーテルを入れていく。
スル、スル、スル…と。

入れている間は、不思議と痛くなかったですね。血が緩衝材になった?

違った。ヤバいのはこの後だった。

鼻から入れたカテーテルを、今度はノドの方から少し引っ張る。

ノドと鼻の間に感じる違和感と痛み。
そして。襲い来る吐き気。

「グォェェェェェ!」と、我慢する余裕もなく嘔吐。

「ごめんなさいねーしんどいですよね。吸い出しますので安心してください」という先生の落ち着いた声に甘え、吐かせてもらう。

先生も慣れたもので、私が吐いている間も吐瀉物の吸引とカテーテルの操作を同時に行い。
バルーンを膨らませて固定。

これを引っ張って…というところで、バルーンが一旦ノドの方に戻ってしまってウォェェ。

再度引っ張り直し、固定して、処理完了。

「本日はずっと待機してますので、何かあったらまた呼んでください」と、先生退場。

G3は………壮絶な処置の後で、ハァハァと息を切らしながら、動き出せずにおりました。

尿カテって、噂にしか聞いたことないけど、すごい痛いらしいですね。
「全身麻酔だけど尿カテは回避できてよかったわー」と安心していたところ、
まさかこんな形で、しかも鼻で、喰らうことになるとは。

ただ、「痛い」というよりも「辛い」というのが感想。

そういえばめっちゃ吐いたけど、何も食べてないのに何をあんなに吐き出したんだろう、と、
吐瀉物を受け止めていた袋を見て、絶句

真っ黒。これは、血だ
(唾液や胃酸も混じっているんだろうけど)これだけの血を、飲みこんでいたのか。
これだけの血が、見えているものとは別に流れていたのか。

鼻を通るカテーテルの感触を味わいながら、
なんかとんでもないことになったなあと、溜息をつく。

看護師さんが「動けるようになったら言ってくださいね」と診察室に待機していたけど、
申し訳ないけど、まだちょっと動けない………

…しかし、急に動かなければならなくなる。
何故か急に、腹がグルグル鳴りだしたのだ。あ、下痢だこれ。

「ちょ、ちょっとトイレに…!」とよろよろ動き出す。

看護師さんをトイレの外に待たせた状態で、便器に腰を下ろす。
やべぇな鼻カテ…こりゃ確かに最終手段だわ………
などと思いながら用を済ませ、尻を拭くと、また絶句

真っ黒。これは、血だ
さっき飲みこんだ血をあれだけ吐き出したけど、それでは足りず、今度は下から出てきたか!

完敗だよ…と思いながらトイレに再び腰かけると、
なんか目の前がチカチカしたり真っ暗になったりぼんやり見えるようになったり…

あ、これ、ちょっと前に似たような感覚を味わったな…
多分、手術のときの、麻酔で…

………

気づいたら、一人で入っていたはずのトイレに、看護師さんが数人入ってきておりました。
大体内容を察しました。あぁ、意識を失っていたのか…

全身麻酔で手術をして、出血しまくってという状態で、
バルーンでしんどい思いをした結果、ショックが積もり積もって、
貧血を起こしてしまった、ということらしいです。

人生初の貧血でした。
ここで無理をしちゃ迷惑になってしまうから、
とりあえず余計な事を考えず、看護師さんの指示に従い、
ストレッチャーで病室まで戻してもらいました。

その間も色々と処置をしていただいたので、
割と早い段階で意識と血圧を取り戻すことができました。

(病室は4人部屋だったので、同室の方、ご迷惑をおかけしました)

なんかもう、疲れたよ…
バルーンの影響でなんか息苦しいけど、血もちょっと収まったし、
これなら寝られるな。

………zzz


(5)この夜、最後の悲劇

ようやく眠りについて1時間といったところでしょうか。
バツンッ!というイヤな感触を、ノドに感じました。

固定していたバルーンが、口の中に降りてきてしまったのです。
(貧血云々のときに何かあった影響かな)

鼻から引っ張っても出せない。口から引っ張っても出せない。
よしんば出せたとしても、またあのカテーテルを入れる地獄を味わいたくない…!

ということで「オゴゴゴ」と吐きそうになるのをこらえながら速攻ナースコール。

看護師さんに「オゴゴゴ」と言いながら口の中を見せると、速攻先生を呼んでもらいました

風船をしぼませる→位置調整→膨らませる→固定。これでよし。

あれ、さっきよりも呼吸がしやすくなったぞ。
やっぱどっかでズレてたんだな。
これなら安心安心。出血もだいぶ収まった模様。

今度こそ、寝られる………!

(寝られたのですが、急な吐き気に襲われて1回起きました。)
(何とか部屋の外のごみ箱まで移動して吐瀉(トイレまでは間に合わず。でも寝ゲロは回避))
(さっきと同様、血だらけの吐瀉物。口から大量の黒い血を吐く光景は、事情知らん人が見たらヤバそう)



【2.入院2日目】

起床時間に目を覚ます。地獄の夜が終わった。
今日から食事開始ということで、朝食が運ばれる。

全粥かぁ。まぁどのみち両鼻塞がってて満足に味わうこともできないのだけど…
そもそも、夕べのこともあり体力的・精神的摩耗が激しく、少ししか食べられませんでした。

朝食を食べると、先生が様子を見に来る。
止血はだいぶ進んだようで、週明け(この日は金曜日)にはバルーンを外してみましょう、
ということになりました。

本当は週末(土曜、すなわち翌日)にガーゼ諸々を取る予定だったけど、
バルーンを入れた場合はもうちょっと時間が欲しい、とのこと。
確かに、これでバルーンを早めに外して出血続いてました、では再びバルーンを…
という事態は絶対に避けたい(軽くトラウマよ)ので、
入院期間が延びるのも甘んじて受けることに。
(「3~4日」→「1週間程度」に延長。でも手術前に言われてた予定に戻っただけなのでまぁ)

それにしても、入れるときは地獄だったけど、その止血効果はかなり強力。
右の鼻に流れてくる血はほぼなくなったので、そっちは綿球1個だけになりました。

バルーンすげぇ。(そう思ったせいか、入院中に脳内で「シャルル」が流れまくってた)

「カテーテル、痛くないですか?痛み止めの処方は躊躇なく申し出てください」と言われたけど
不思議と痛みはなかったんですよね、この日。


とはいえ左鼻からの出血や後鼻漏は依然続いております。
鼻の外側を分厚いガーゼでガードし、カテーテルから流れる血の受け口も作ってあるので、
鼻の穴から漏れ出る血を拭く、という作業がなくなっただけでも御の字。
(後鼻漏による流血を口から吐き出す作業は残っております)

あと、まだ飲みこんだ血が残っていたのか、お通じが真っ黒でした。
(この日の夜までそんな感じでした)

さらに、全身麻酔の影響か出血の影響か、結構熱があったので(38~39度)、
とにかくこの日1日は絶対安静にしておりました。

顔面でしっかり固定しているとはいえ、カテーテル入っている状態であんまし動きたくないし…
(もうこれが抜ける悲劇だけはイヤだ!)

シャワーを浴びることについては許可が出ておりましたが、
熱があるし、あんまし動きたくないゾ…
ガーゼマシマシ、カテーテルの状態だと、シャワー浴びるにも気になることがありすぎるし。

幸いにして洗髪室があったので、洗髪だけはしっかりやって(これも大変だったけど)、
体はおしぼりをもらって拭く、という感じにしました。
(直前に散髪しておいてほんと正解だった)


入院2日目は、ただただベッドの上でじっとして終了。

食欲は取り戻せたので、この日の昼飯から最後まで食事は全て完食。

ちなみに、両鼻が塞がっている(口呼吸しかできない)ので、寝るとどうしてもイビキが。
昼寝の場合は自分のイビキで目を覚ます、なんてことも多かったです。

同室の人に申し訳ない…けど、他の人たちのイビキも大概だったので、
お互い様ってことで遠慮なく寝させていただきました。

あとは、寝ている間に口を開けっ放しにしちゃってるので、すんごい渇きますね。
ノドの渇きで目を覚ますこともしばしば。ベッド横にミネラルウォーター必須。



【3.入院3日目】

朝。鼻からの出血はだいぶ鎮静化。
鼻の外側を覆うガーゼに付着した血もカテーテルの先を塞ぐガーゼに付着した血も減ってきてるし、
色や量からしても新たな出血ではなく溜まってた血が流れてきたものが大半っぽい。
(つまり、止血・傷の回復がだいぶ進んだってこと)

右の鼻からの流血はほとんどなくなったので、こっちは綿球1個だけに変更。

「予定どおり、週明け(翌々日)にカテーテルを外してもよさそう」とのこと。
やったぜ。


右の鼻が綿球1個になったことで、においがほんのり感じられるようになりました。
食事も楽しめるようになりました。この病院の病院食、結構おいしい!
(ただお粥の量に比しておかずが少ないので、持ちこんだふりかけが役立ちました)

まだ寝るとイビキは相変わらず出るし、口の渇きは凄いけど。
トータルで見れば結構良くなってきた感はあります。

しかし一点気になった点が。昨日まで何ともなかったカテーテルが痛みだしました。
ただこれは、鼻の中の血が減ったから?とポジティブに変換。
我慢できないほどの痛みってわけではないので、ひとまず寝る前とかに痛み止めを飲むことで対応。



【4.入院4日目】

朝。結構よく寝られた感。

鼻からの血はほぼ収まった(そのかわり昨日の内容と同様にカテーテルの痛みが増したけど)。

昨日までと違うのは、左目から涙がやたら出ること。
油断してると目やにでカピカピになります。

まぁ左鼻にカテーテル入れてるから、左目から涙が出るんやろなぁと
あまり気にせず、とりあえず持ってきたアイボンをしながらのんびり過ごすことに。


昼。変わらず涙が止まらない。

ティッシュで涙を拭うと…

赤い!

え、まさかの目からの流血!?

左鼻の奥に溜まっていた血が、行き場をなくして目から出てきたんだろうなぁ…

とはいえ、とはいえですよ、分かってはいるんですけど、
さすがに目からの流血なんて経験したことがないし、
手術同意書で「視力障害とか出る可能性がゼロではないよ」みたいなこと書いてあったから、
とにかく怖くなってきまして。

とりあえず看護師さんに状況を説明して、先生にも話を聞いてもらいました。

流血の理由は予想どおりで、特段問題はない(自然と収まる)とのこと。
ま、まぁ、事前に色々調べた結果そうであることも知ってたし?
問題ないことも分かってるし?
でも実際に体験すると怖えよこれは!

今日は多少動けるかなぁと思ったけど、目からの流血により完全に心折られたので
おとなしく過ごすことに。

んで、なんだかんだ夕飯の時間には目からの流血は収まっていて安心。

そして熱も下がったので、シャワーを浴びる。
サッパリした。カテーテルと鼻のガーゼがあるから思う存分浴びられないけど。


夜。軽くエコノミークラス症候群のような症状が出てきて、なかなか眠れず。
ポカリ飲んで脚のマッサージによりなんとか眠りにつく。

あと、今日入室の隣のオッサンのイヤホンの音漏れが気になったのも眠りづらさに拍車をかけた。

明日はカテーテル除去の日だから、万全の態勢で臨みたいのに…



【5.入院5日目】

朝食後すぐに先生に呼ばれ診察室へ。

ついにカテーテルが取れた!
そして鼻の奥の方にあるガーゼも除去。

噂では、このガーゼの除去がかなり痛いという話だったけども、
数日前にカテーテルを鼻に入れる地獄の経験をした身としては、それほどの苦痛には感じず。

経過は良好ということで、念のため今日1日は様子見として
翌日退院予定に!

まだ血が出るかもしれないのと、鼻の乾燥を防ぐために綿球は詰めてるけど、
カテーテルが取れた喜びたるや、もうね…!

カテーテル解除に伴い、鼻の外側を覆っていたガーゼも取れたので、
とにかく解放感が凄かったです。

速攻でシャワー浴びにいきましたね。爽快。

とはいえここでふざけすぎてはいけないので、
エコノミークラス症候群を回避するために病院を散歩したりしながら1日を過ごす。

この日はしっかり寝られました。

寝てるときに、口に何かが降りてきて目が覚めることはありましたが。
なんか綿みないなものが口から出てきた。鼻の中に残ってたガーゼかな。



【6.入院6日目・退院後1日目】

この日も朝食後すぐに診察室へ。

傷は塞がっているということで、退院確定!

念のため色々聞いてみたところ、
鼻の中にまだ血とか膿とかあるけど、それ以外は健康体ってことだから、
飲食制限なし(酒もまぁ大丈夫)、入浴もOKとのこと。
(ただし乾燥防止のためしばらくは鼻に綿球を詰めておく)

酒はなんかおっかないから当面やめておくとして、
とりあえず翌日から普通に仕事に行っても大丈夫ってことですな。

あと、夜に口から出てきた綿みたいなのはやっぱりガーゼで、
何でも溶けるガーゼらしいです。鼻に詰めてたものが溶け切らずに口に落ちてきたって。

なんか想像をはるかに超える壮絶な入院生活だったけど、
とりあえず無事に退院できてよかった…!

ちなみに、鼻の中にあったものの正体とかは、また次の外来のときに分かるらしい。
まだ油断できないよ。
鼻洗浄とかもそのときにレクチャーがあるとかないとか。

この日はまっすぐ帰って、家でぐったりしてました。
結局出血はなくなったし、翌日から仕事へ行けそうだ。



【7.退院後2日目】

朝。寝起きに後鼻漏があったけど、真っ黒な血だったので、新たな出血ではないなと。

というわけで、早速仕事復帰!!

…結論から申し上げますと、これが大きな失敗でした。

いつもよりちょっと早めに職場へ行き、
たまっていた仕事を片付けていくぅ!

いくんだけど…

とにかく疲れる

午後にはヘロッヘロになってたので、定時であがることに。

上司からも「退院直後で仕事きて大丈夫?1日くらい休んだ方が…」と言われたり、
親からもメールで「退院してからいつ仕事行く予定?」と聞かれたりしたんですが、
全ておっしゃるとおりで。

1週間近く入院していたとなると、体力は底を尽きており、
(寝てばかりといってもマイナスのコンディションを0に戻すだけで、
 プラスになっているわけがないのですね…)
退院後も数日は休むべきなのですね…!

帰宅後、何もできずグッタリ。

風呂に入って、すぐに寝ることに。

…なんか血が出てきた。
血の巡りがよくなって、たまってた血が出てきたのかな。

夜中、寝ている最中に、後鼻漏でデカい血餅が口に落ちてきて起きることが2度ほどありました。

むむむ?



【8.退院後3日目】

朝。後鼻漏での血や、鼻の綿球に沁み込んだ血が多くなっている気がする…
心なしか、黒というか赤い血のような…?

まぁそんな大した量じゃないので、仕事へ行くことに。

そしたら、10時くらいから、赤い血がダラダラと流れてくるんですよね…!
左鼻の綿球の数を増やすと右鼻からも流れてきて、口からもどんどん出てきて。

確信したこれ。

傷、開いたこれ!!

やばいやばい。これは入院初日の夜を思い出すぞ。
もうバルーンは入れとうない、再入院はしとうない!!

ということで、仕事は午後で切り上げて(というか仕事できない)
翌日朝イチで外来予約を入れて(この日の午後は休診)、
速攻で帰宅して、鼻を抑えながら過ごすことに。

止まらん止まらん、これもしかして再入院ちゃうか…とビクビクしているうちに、
夜21時くらいに、出血は落ち着きました。

ふ、塞がった…?

でもとにかく怖いので、この日は風呂はやめてシャワーだけにして、
翌日の診察に備え、早めに寝ることに。
(結構後鼻漏がキツかった)


おそらく、体力がゼロの状態で仕事へいき(しかも気合入れでエナジードリンク飲んだ)、
グッタリした状態でしっかりとお風呂に入ったのがよくなかったんだろうなぁ、
と猛省。



【9.退院後4日目】

朝、予約時間よりもちょっと早めに病院へ行くと、
先生が気を利かして、診察開始よりも早い時間に診てくれました。

診察の最初は、移動中に口に降りてきてノドに貼りついた血餅の除去をお願いしました。
(これが取れないと喋れないし、吐きそうになる)

鼻から吸い出してもらったのですが、すごいデカい血餅が出てきました。
え、こんなデカいものが鼻の中に入ってたの…?

先生「これでスッキリしましたか?」
G3「ん?うーん…まだ何か引っかかっている感じが…」

というわけでもう1回吸い出してもらったところ、もう1つすごいデカい血餅が出てきました。
え、こんなデカいものが2つも鼻の中に入ってたの…?

すごい衝撃でした。

その後に鼻の中を見てもらったのですが、
確かに今は傷が塞がっているけど、昨日は傷が開いてしまった模様。

念のため、再度鼻の中に止血用ガーゼを入れてもらいました。

先生もここまでの出血は想定以上だったらしく、
手術で取り出したものは血の塊だけでなく、腫瘍もあったという可能性もあるのでは?とのこと。
ともあれその結果は来週のお楽しみ(楽しくないけど)

そんな状況なので、くれぐれも無理はしないように、ということでその日の診察は終了。

1回帰宅して、午後から職場へ。

どうにもまだ本調子じゃないので、この日も定時であがり。

帰宅してからはゆーっくり過ごしました。
この日は新たな出血はなし。



【10.退院後5~7日目(3連休)】

退院後も色々あったので、とにかくこの3連休は療養に努めることに。

初日。いい感じ。
でもこの日が一番大事だと思うので、引きこもってゆっくりしてました。
体力もだいぶ回復した感じ。


2日目。いい感じ。
この日は前々から予定していたバンドリーマーの集いパーティを開催。
(私の家での開催なので後付けで退院祝いも兼ねて)

調子よくなってきたので、ちょっとだけお酒をいただいたところ、無事でした。
とても楽しい時間を過ごすことができ、精神力も回復。


3日目。いい感じ。
昨日ははしゃいでいたので、念のため今日も安静。
左鼻になんか液体が!?と思ってビビったけど、
血ではなく鼻水?膿?みたいなものでした。
もう傷はしっかり塞がったようで。



【11.まとめ & 今後の追記予定】

とりあえずだいぶ回復したようです。
でも、もう大丈夫だとは思うけど、もうあんな地獄は見たくないので、
当面は気をつけて過ごそうと思います。年末年始もゆっくりと。

いやー…想像以上に壮絶な入院生活でした…
しかも退院後も酷い目にあった(半ば自業自得だけど)…

多分、鼻茸の除去の手術・入院の中では
あまりよろしくない状況だったとは思いますが、
今後同じ手術をされる方の参考になれば幸いです。



また次の外来が終わったら追記するかもです!

とりあえず今はこのへんで!
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コメント

プロフィール

HN:
G3
性別:
男性
自己紹介:
同人メタル音楽サークル「リリィ・バーボン・シンフォニー」代表のG3です。
メンバーの詳細は、下のカテゴリー「自己紹介」を御参照ください。